Suzuki Tadashi / 鈴木忠志 SCOT

鈴木忠志

 1939年静岡県清水市生まれ。1966年、別役実、斉藤郁子、蔦森皓祐らとともに劇団SCOT(Suzuki Company of Toga-旧名 早稲田小劇場)を創立。新宿区戸塚町の早稲田大学のそばに同名の小劇場を建設し、10年間活動する(2015年、早稲田大学は鈴木忠志に名称使用の了解を得て、跡地に「早稲田小劇場どらま館」を再建した)。1976年富山県利賀村に本拠地を移し、合掌造りの民家を劇場に改造して活動。1982年より、世界演劇祭「利賀フェスティバル」を毎年開催。世界各地での上演活動や共同作業など国際的に活躍するとともに、俳優訓練法スズキ・トレーニング・メソッドはモスクワ芸術座やニューヨークのジュリアード音楽院など世界各国の劇団や学校で学ばれている。独自の俳優訓練法から創られるその舞台は世界の多くの演劇人に影響を与えている。
 1974年、岩波ホール芸術監督、1988年、水戸芸術館芸術総監督を経て、1995年に静岡県舞台芸術センター芸術総監督に就任(2007年、退任)。日中韓三カ国共同の演劇祭であるBeSeTo演劇祭の創設者であり、また、演劇人の国際組織シアター・オリンピックスの委員の一人でもある。演劇人の全国組織・舞台芸術財団演劇人会議初代理事長。2016年、中国・北京郊外の万里の長城の麓にある古北水鎮に、鈴木の演劇理念と訓練を教えるための演劇塾が創設された。
 情報誌「imidas2001」(集英社)の「20世紀を創った人々550」では、演劇の分野で、小山内薫(作家・演出家、築地小劇場創立者)、小林一三(阪急・東宝グループの創立者)、大谷竹次郎(松竹株式会社の創立者)、杉村春子(女優・文学座)、浅利慶太(演出家・劇団四季代表)らと並んで6人のうちの1人に数えられ、「理論・実践・教育・組織運営における新しい演劇人の在り方を示す代表的な存在である」と評されている。
 なお、ケンブリッジ大学が刊行している20世紀を主導した演出家・劇作家21人のシリーズに、メイエルホリド(露)、ブレヒト(独)、ストレーラー(伊)、ピーター・ブルック(英)、ハロルド・プリンス(米)、ムヌーシュキン(仏)、ロバート・ウィルソン(米)などとともに、アジア人としてただ1人選ばれ、すでに『The Theatre of Suzuki Tadashi』として出版されている。

 演出作品には、『リア王』、『廃車長屋のカチカチ山』、『ディオニュソス』、『シラノ・ド・ベルジュラック』、『エレクトラ』、『別冊 谷崎潤一郎』、『流行歌劇カチカチ山』、『サド侯爵夫人(第2幕)』、『世界の果てからこんにちは』、『廃車長屋の異人さん』、『イワーノフ』、『桜の園』、『三人姉妹』、『幽霊-別冊イプセン』、『トロイアの女』、『劇的なるものをめぐってⅡ』などがある。(SUZUKI’S WORKS参照)

 著書には、『内角の和』(而立書房)、『劇的言語』(共著、白水社)、『劇的なるものをめぐって』(工作舎)、『騙りの地平』(白水社)、『別冊新評 鈴木忠志の世界』(新評社)、『越境する力』(PARCO出版)、『THE WAY OF ACTING』(TCG)、『演劇とは何か』(岩波書店)、『演出家の発想』(太田出版)、『劇的言語[増補版]』(共著、朝日新聞社)、『内角の和Ⅱ』(而立書房)、『Culture is the Body 文化は身体にある』(SCOT)、『鈴木忠志演出・台本集』(SCOT)、『CULTURE IS THE BODY』(TCG)などがある。(鈴木忠志著作参照)

ページトップへ

HISTORY / 鈴木忠志 SCOT

  • 訓練
  • 早稲田小劇場
  • モスクワ芸術座との合同訓練

1962
別役実作『象』(俳優座劇場)
別役実作『AとBと一人の女』(砂防会館ホール)
1963
アーサー・ミラー作『るつぼ』(国内巡演)
1964
テネシー・ウィリアムズ作『欲望という名の電車』(早稲田大学大隈講堂)
1966
劇団「早稲田小劇場」を別役実、小野碩、斉藤郁子、蔦森皓祐らと結成。
「早稲田小劇場」(常打ち小屋、100人収容)を落成。
別役実作『門』(アートシアター新宿文化)
別役実作『マッチ売りの少女』(早稲田小劇場柿落とし)
延山政之作『燭台』(早稲田小劇場)
1967
太宰治原作『兎と狸』(早稲田小劇場)
太宰治原作『舌切雀』(早稲田小劇場)
佐藤信作『あたしのビートルズ或は葬式』(早稲田小劇場)
別役実作『マクシミリアン博士の微笑』(早稲田小劇場)
1968
『主役主役道者-歌舞伎十八番『鳴神』より』(早稲田小劇場)
『どん底における民俗学的分析』(早稲田小劇場)
1969
『劇的なるものをめぐってⅠ-ミーコの演劇教室』(早稲田小劇場)
唐十郎作『少女仮面』(早稲田小劇場)
1970
『劇的なるものをめぐってⅡ-白石加代子ショウ』(早稲田小劇場)
鶴屋南北原作『夏芝居ホワイト・コメディ』(アートシアター新宿文化)
『劇的なるものをめぐってⅢ-顔見世最終版』(早稲田小劇場)
1971
『其の一・染替再顔見世』(早稲田小劇場)
1972
テアトル・デ・ナシオン<世界演劇祭>(フランス政府主催・ジャン=ルイ・バロー芸術監督)に招かれ参加。初の海外公演として『劇的なるものをめぐってⅡ』の一部を上演。以後、2014年までに世界各地の演劇祭等に招聘され、31カ国、84都市で公演を行う。
『其の二 <哀劇>ドン・ハムレット』(早稲田小劇場)
1974
岩波ホールの芸術監督に就任。
エウリピデス原作『トロイアの女』(岩波ホール)
1975
『アトリエNo.3 夜と時計』(早稲田小劇場)
1976
富山県利賀村に合掌造りの劇場「利賀山房」を開場。
『宴の夜・一』(利賀山房)
1977
高橋康也作『鏡と甘藍』(早稲田小劇場)
『宴の夜・二』(利賀山房)
1978
エウリピデス原作『バッコスの信女』(岩波ホール) ※1990年より『ディオニュソス』と改題され上演
『宴の夜・三』(利賀山房)
『死の影』をパリ秋季芸術祭で上演(ルーブル美術館)
1979
『宴の夜・四(家庭の医学)』(利賀山房)
1980
ウィスコンシン大学(ミルウォーキー)で教える。
1981
ジュリアード音楽院(ニューヨーク)で3年間にわたって教える。
『バッコスの信女』をウィスコンシン大学で演出。
ミュージカル『スウィーニィ・トッド』(スティーブン・ソンドハイム作詞・作曲)(帝国劇場)
1982
カリフォルニア大学サンディエゴ校で教える。
国際舞台芸術研究所を設立、理事長に就任。
「利賀フェスティバル」(日本初の世界演劇祭)を開催。
『昼餐会』(早稲田小劇場池袋アトリエ)
1983
「利賀国際演劇夏季大学」を開設、世界各国から俳優が学びに来る。
『王妃クリテムネストラ』(利賀山房)
『悲劇-アトレウス家の崩壊』(帝国劇場)
1984
「早稲田小劇場」を「SCOT(Suzuki Company of Toga)」に改称。
シェイクスピア原作『リア王』(利賀山房)
チェーホフ原作『三人姉妹』(利賀山房)
1986
チェーホフ原作『桜の園』(利賀山房)
1988
『リアの物語』(アメリカ4劇団合同制作)を演出。全米各地で147回上演。
「三井フェスティバル」(三井グループ主催の芸術祭)の芸術監督に就任し、第1回を開催。
チェーホフ原作『ワーニャ伯父さん』(利賀山房)
水戸芸術館芸術総監督に就任。
1989
シェイクスピア原作『遊人頌<1>(ハムレット)』(利賀村・健康増進センター)
1990
エウリピデス原作『ディオニュソス―おさらば教の誕生―喪失の様式をめぐって1』(水戸芸術館ACM劇場)
1991
シェイクスピア原作『マクベス―おさらば教の隆盛―喪失の様式をめぐって2』(水戸芸術館ACM劇場)
『世界の果てからこんにちは』(利賀 野外劇場)
1992
アメリカの演出家アン・ボガードと共にSITI(Saratoga International Theatre Institute)をサラトガ市に設立。
チェーホフ原作『イワーノフ―おさらば教の道草―喪失の様式をめぐって3』(水戸芸術館ACM劇場)
『マクベス』をプレイボックス・シアター(メルボルン)で演出。
1993
「シアター・オリンピックス」を創設(委員は、テオドロス・テルゾプロス<ギリシア>、ロバート・ウィルソン<アメリカ>、ユーリー・リュビーモフ<ロシア>、ハイナー・ミュラー<ドイツ>ら世界の演出家・劇作家10名)。第1回を1995年にギリシアで開催。
シェイクスピア原作『ジュリエット』(利賀 野外劇場)
1994
「BeSeTo演劇祭」を創設(日中韓3カ国共同の演劇祭、韓国国際演劇協会会長金義卿、中国戯劇学院院長徐曉鐘と共に)。第1回をソウルで開催。
『帰ってきた日本』(新利賀山房)
1995
静岡県舞台芸術センター(Shizuoka Performing Arts Center:SPAC)の芸術総監督に就任。
ホーフマンスタール原作『エレクトラ』(利賀 野外劇場)
1996
唐十郎作『ジョン・シルバー』(利賀山房)
太宰治原作『カチカチ山』(新利賀山房)
1997
「静岡県舞台芸術公園」開場。開場記念公演は『リア王』『ディオニュソス』
1998
オペラ『リアの物語』(細川俊夫作曲)(国際音楽祭ミュンヘン・ビエンナーレ)
『鏡の家』(利賀山房)
『悲しい酒』(静岡県舞台芸術公園「楕円堂」)
1999
「静岡芸術劇場」開場。開場記念公演は『カチカチ山』『ディオニュソス』
第2回シアター・オリンピックスを静岡で開催。
エドモン・ロスタン原作『シラノ・ド・ベルジュラック』(静岡県舞台芸術公園 野外劇場)
『さようなら利賀フェスティバル』(新利賀山房)
2000
舞台芸術財団演劇人会議(演劇人の全国組織)を設立、理事長に就任。
ソフォクレス原作『オイディプス王』(静岡県舞台芸術公園 野外劇場)
能『善知鳥』(シテ 観世榮夫)(静岡芸術劇場)
『シンデレラ―ドラキュラの花嫁』(静岡芸術劇場)
2001
オペラ『リアの物語』をボリショイ・オペラ(モスクワ)等の歌手で演出。
2002
『オイディプス王』をドイツのデュッセルドルフ市立劇場で演出。エピダウロス古代劇場(ギリシア)でも上演。
『ザ・チェーホフ』(静岡芸術劇場)
2004
日露の文化交流を促進する「日露文化フォーラム」を創設。
『別冊 谷崎潤一郎』(静岡県舞台芸術公園「楕円堂」)
『幽霊―別冊 イプセン』(静岡県舞台芸術公園「楕円堂」)
『リア王』をモスクワ芸術座の定期公演演目として演出。
2005
『病院長屋の日本人たち』(静岡県舞台芸術公園「BOXシアター」)
『廃車長屋の異人さん』(ゴーリキー原作『どん底』)(静岡芸術劇場)
2006
『羯諦羯諦-行く者よ、去り行く者よ』(真言声明と打楽器演奏)(静岡芸術劇場)
新国立劇場で4作品(『シラノ・ド・ベルジュラック』『オイディプス王』『イワーノフ』『リア王』)を連続上演。
2007
『別冊 別役実-AとBと一人の女』(静岡県舞台芸術公園「BOXシアター」)
静岡県舞台芸術センターの芸術総監督を退任。
三島由紀夫作『サド侯爵夫人(第2幕)』(静岡県舞台芸術公園「楕円堂」)
『エレクトラ』をタガンカ劇場(モスクワ)の定期公演演目として演出。
『廃車長屋の異人さん』を日・中・韓の俳優により、第14回BeSeTo演劇祭で演出。(新国立劇場)
2008
『エレクトラ』(韓国アンサン・アーツ・センター、アルコ芸術劇場共同制作)を演出。
2009
『廃車長屋のカチカチ山』(利賀 野外劇場)
オペラ『椿姫』(静岡県立グランシップ中ホール)
2010
『新・帰ってきた日本』(新利賀山房)
2011
『茶花女=椿姫』(台湾国立中正文化中心制作)を演出。
『瞼の母』(新利賀山房)
2012
『シンデレラ』(静岡芸術劇場)
中国国立中央戯劇学院との共同制作『リア王』を稽古。
エジンバラ国際フェスティバル(イギリス)に招かれ参加(『エレクトラ』)。
2013
ソウル国際舞台芸術祭(韓国)に招かれ参加(『リア王』)。
2014
上海戯劇学院との共同制作『シンデレラ』(上海戯場)を演出。
『トロイアの女・決定版』(利賀大山房)
『からたち日記由来』(新利賀山房)
2015
SCOT創立50年、利賀に拠点を移して40年の特別プログラム「SCOTサマー・シーズン2015」を開催。
中国・北京郊外の万里の長城の麓にある古北水鎮長城劇場で『ディオニュソス』を上演。

ページトップへ

海外公演歴 / 鈴木忠志 SCOT

アメリカ

1979
ニューヨーク
1979
ミルウォーキー
1982
シカゴ
1982
セントルイス
1984
ロサンゼルス
1985
ワシントン
1985
サンディエゴ
1986
ボルチモア
1987
バークレイ
1987
ミネアポリス
1988
スプリングフィールド
1991
パーチェス
1992
サラトガスプリングス
2001
アイオワ
2001
サンフランシスコ
2001
デラウェア
2001
ピッツバーグ

アルゼンチン

1993
ブエノスアイレス

イギリス

1985
ロンドン
2012
エジンバラ

イタリア

1977
ローマ
1985
ウディネ
1985
ヴェネツィア
1986
ミラノ
1994
ヴィチェンツァ
2003
アスティ
2009
ナポリ

オーストラリア

1988
シドニー
1989
キャンベラ
1989
メルボルン
1992
アデレード
1992
ホパート

オーストリア

1992
ウィーン

オランダ

1973
アムステルダム

カナダ

1995
トロント

韓国

1986
ソウル
2003
ウィジョンブ
2008
アンサン

ギリシア

1985
アテネ
1985
テッサロニキ
1985
デルフィ
2002
エピダウロス

コロンビア

1998
ボゴタ

シンガポール

2009
シンガポール

スイス

1986
ジュネーブ

スウェーデン

1996
ストックホルム

スペイン

1986
マドリッド
1986
テネリフェ
1986
ラスパルマス
1987
パンプローナ
1987
ビルバオ

台湾

2007
台北
2011
高雄

中国

1996
北京
1996
上海
2008
南京

チリ

1993
サンチャゴ

デンマーク

1985
コペンハーゲン

トルコ

1998
イスタンブール

ドイツ

1977
ベルリン
1977
ボン
1985
フランクフルト
1987
シュツットガルト
1998
ミュンヘン
2002
デュッセルドルフ

フィンランド

1989
ヘルシンキ
1989
ラフティ

フランス

1972
パリ
1973
ナンシー
1987
グルノーブル
1987
ボルドー
1987
ランス
2003
モンペリエ

ブラジル

1993
サンパウロ

ブルガリア

2009
ソフィア

ベルギー

1985
ブリュッセル
1987
アントワープ

香港(中国)

1986
香港

ポーランド

1975
ワルシャワ
1975
ブロツワフ

ポルトガル

1977
リスボン

リトアニア

2010
ビリニュス

ロシア(ソ連)

1991
モスクワ
2005
サンクトペテルブルグ

※公演年は、初めて公演した年を記載。パリ、ニューヨーク、モスクワ等は数回公演を行っている。

ページトップへ

著書 / 鈴木忠志 SCOT

鈴木忠志演劇論集 内角の和(而立書房 1973年)
『鈴木忠志演劇論集 内角の和』(而立書房 1973年)

1960年代後半から1970年代初頭に、世界的に起こった新しい演劇創造の意義を、日本の状況を踏まえながら明確にした、日本の現代演劇を代表する記念碑的論集。
2003年、新装復刻版(『鈴木忠志演劇論集 内角の和Ⅰ』)。
『劇的言語』対話 鈴木忠志・中村雄二郎(白水社 1977年)
『劇的言語』対話 鈴木忠志・中村雄二郎(白水社 1977年)

演劇と哲学の現場を生きる二人の創造的な討論によって、身体と言語の関係を根源から捉え返し、演劇や哲学の歴史的な存在意義を浮き彫りにした文化論の成果。
『劇的なるものをめぐって 鈴木忠志とその世界』(工作舎 1977年)
『劇的なるものをめぐって 鈴木忠志とその世界』(工作舎 1977年)

鈴木忠志の初期の代表作であるとともに、日本<現代演劇>の出発点を告知した名舞台を、上演台本の他に、対話、脚注、舞台評、インタビューなどによって構成し、鮮明に開示した独創的書物。
『騙りの地平』(白水社 1980年)
『騙りの地平』(白水社 1980年)

富山県利賀村に残された伝統的な民家・合掌造りを新しい創造活動の拠点とすることによって、自身の演劇論を、歴史的・民俗的な視野をもとりいれて、より鮮明に磨きあげた著者の第二評論集。
『別冊新評 鈴木忠志の世界』(新評社 1982年)
『別冊新評 鈴木忠志の世界』(新評社 1982年)

生い立ちから、演劇活動に関わっていく経緯、さらには初期早稲田小劇場の活動の秘密を明らかにする長時間インタビュー。
別役実、唐十郎、太田省吾、清水邦夫らの同時代論、白石加代子、吉行和子、市原悦子ら女優の文章と、1982年までの年譜で構成。
『越境する力』(PARCO出版 1984年)
『越境する力』(PARCO出版 1984年)

<家>について、<集団>について、あるいは<身体訓練の方法>などを論じながら、伝統文化と現代文化を構造的に解剖しつつ架橋する。1980年代初期の力作評論を収録した第三評論集。
『演劇とは何か』(岩波新書<岩波書店> 1988年)
『演劇とは何か』(岩波新書<岩波書店> 1988年)

演出について、演技について、集団についてなど、チェーホフと近代演劇を入り口にして、独自の演劇思想を平易に解き明かしながら、現代社会における演劇の重要な意味と役割を明快に提示する。
『演出家の発想』(太田出版 1994年)
『演出家の発想』(太田出版 1994年)

演劇行為という集団の経験を方法化してきた著者の、30年にわたる創造・批評活動の中から、空間・身体・言語という視角から照射した日本文化・制度論の精髄500枚を集大成。
『劇的言語[増補版]』対話 鈴木忠志・中村雄二郎(朝日文庫<朝日新聞社> 1999年)
『劇的言語[増補版]』対話 鈴木忠志・中村雄二郎(朝日文庫<朝日新聞社> 1999年)

オウム事件以後、<演劇>の可能性はどこにあるのか。1970年代の半ばに行われ、古典的名著の誉れ高い「対話」に、新対話を増補して刊行。デジタル化・情報化時代に対峙する<言葉と身体と場の力>としての<演劇>を再検討する。
『鈴木忠志演劇論集 内角の和Ⅱ』(而立書房 2003年)
『鈴木忠志演劇論集 内角の和Ⅱ』(而立書房 2003年)

グローバリゼーション下における芸術文化活動の課題とは何かを問う。演出家=芸術家であると同時に、思想家としても国際的な活動を展開してきた著者の、世界的視野を踏まえて発言する近作エッセイ集。
『Culture is the Body 文化は身体にある』(SCOT 2008年)
『Culture is the Body 文化は身体にある』(SCOT 2008年)

「文化は身体にある―足の文法」、「日本社会の変化と伝統」など、鈴木忠志の代表的論文五篇に演出作品年譜、海外公演歴、舞台写真や利賀村の風景写真を加えて構成。英文と日本文による二カ国語版。

『鈴木忠志演出・台本集』(SCOT 2009年) 『鈴木忠志演出・台本集』(SCOT 2009年) 『鈴木忠志演出・台本集』(SCOT 2009年)

『鈴木忠志演出・台本集』(SCOT 2009年)

上演台本に、舞台写真、装置図を配し、詳細な脚注によって、俳優の動き、音楽、 照明などを指示する。Ⅰ『リア王』『ディオニュソス』、Ⅱ『シラノ・ド・ベルジュラック』『廃車長屋の異人さん』、Ⅲ『世界の果てからこんにちは』『帰ってきた日本』の三分冊で刊行。

ページトップへ

関連書 / 鈴木忠志 SCOT

『FOOT WORK 足の生態学』鈴木忠志・磯崎新・高橋康也・山口昌男(PARCO出版 1982年)
『FOOT WORK 足の生態学』 鈴木忠志・磯崎新・高橋康也・山口昌男(PARCO出版 1982年)

250余点の写真図版とともに繰り広げる<足の祭典>。演劇、建築、西洋文学、文化人類学など、日本を代表する四人の論客が、<足>をめぐって展開する論考。

足の発見(座談)― 鈴木忠志、磯崎新、高橋康也、山口昌男
足の文法―鈴木忠志
ユカの現象学―磯崎新
足の変幻―高橋康也
足から見た世界―山口昌男
『鈴木忠志対談集』(リブロポート 1984年)
『鈴木忠志対談集』 (リブロポート 1984年)

<近代日本>の思想的課題と向き合う10の対話―別役実、大岡信、磯崎新、高橋康也、月村敏行、土方巽、三浦雅士、寺山修司、勅使河原宏、山口昌男。
日本社会の変化のただなかで活躍した文化芸術界のパイオニアたちとの対話。
『演劇の思想 鈴木忠志論集成』([財]静岡県舞台芸術センター 2003年)
『演劇の思想 鈴木忠志論集成』 ([財]静岡県舞台芸術センター 2003年)

芸術家、批評家、学者たちによる鈴木忠志とその舞台についての論考。
別役実、磯崎新、八木柊一郎、扇田昭彦、高橋康也、広末保、鴻英良、三浦雅士、渡辺保、清水徹、細川俊夫、吉田秀和、内田芳明、山口昌男、大岡信、市川浩、松岡正剛、渡邊守章、佐伯隆幸。
『シンポジウム・劇場芸術の地平』([財]舞台芸術財団演劇人会議 2005年)
『シンポジウム・劇場芸術の地平』 ([財]舞台芸術財団演劇人会議 2005年)

劇場制度・芸術教育・文化政策を徹底検証する対話とシンポジウム。
中村雄二郎、渡邊守章、磯崎新、伊藤洋、山口昌男、渡辺保、菅孝行、三善晃、長木誠司、松本猛、金森穣、鈴木滉二郎、伊藤裕夫、野田邦弘、五十嵐武士、袴田茂樹、片山善博、石井隆一、田村孝子、三輝容子ら、各界で活躍する人たちと鈴木忠志が語る。
『演出家の仕事 鈴木忠志読本』(SCOT 2007年)
『演出家の仕事 鈴木忠志読本』 (SCOT 2007年)

多方向的・多面的な<演出家>という存在の全貌を解き明かす。
大岡淳、鈴木滉二郎、別役実、細川俊夫、金森穣、大久保満男、磯崎新、高橋康也、柄谷行人らの鈴木忠志論に、ユーリー・リュビーモフ、ロバート・ウィルソン、テオドロス・テルゾプロスの鈴木忠志についてのエッセイ、宮城聰との対話、鈴木自身のエッセイ、演出作品年譜、海外公演歴で構成。
『戦う演劇人 戦後演劇の思想』菅孝行(而立書房 2007年)
『戦う演劇人 戦後演劇の思想』 菅孝行 (而立書房 2007年)

<演出家>の存在意義はどこにあるのか。
千田是也、浅利慶太、鈴木忠志という三人の演出家を通して、日本現代演劇の歴史と思想を読み解きながら、「劇場人」としての「演劇人」のあり方を問う、同時代精神史としての本格的な評論。
『THE WAY OF ACTING  THE THEATRE WRITINGS OF TADASHI SUZUKI』THOMAS RIMER(THEATRE COMMUNICATIONS GROUP  1986年)
『THE WAY OF ACTING THE THEATRE WRITINGS OF TADASHI SUZUKI』 THOMAS RIMER(THEATRE COMMUNICATIONS GROUP 1986年)

「足の文法」、「家(ヤ)と家(イエ)」、「集団と経験」、「利賀フェスティバルのこと」、「過疎村のこと」、「日記から」、戯曲『クリュタイメストラ』の英訳。
『ANCIENT SUN, MODERN LIGHT Greek Drama on the Modern Stage』MARIANNE McDONALD(Columbia University Press 1992年)
『ANCIENT SUN, MODERN LIGHT Greek Drama on the Modern Stage』 MARIANNE McDONALD(Columbia University Press 1992年)

鈴木忠志、ピーター・セラーズ(演出家、アメリカ)、トニー・ハリソン(劇作家、イギリス)、テオドロス・テルゾプロス(演出家、ギリシア)などの演劇人が、ギリシア悲劇を解析して、いかに現代演劇を創り出しているかを論じている。
『Performing Shakespeare in Japan』Edited by Minami Ryuta、Ian Carruthers、John Gillies(CAMBRIDGE UNIVERSITY PRESS 2001年)
『Performing Shakespeare in Japan』 Edited by Minami Ryuta、Ian Carruthers、John Gillies(CAMBRIDGE UNIVERSITY PRESS 2001年)

日本の演劇人、鈴木忠志、蜷川幸雄、出口典雄、野田秀樹などがシェイクスピアをどのように捉え、舞台化しているかの評論と、本人たちへのインタビューによって構成。
『The Theatre of Suzuki Tadashi』Ian Carruthers、Takahashi Yasunari(CAMBRIDGE UNIVERSITY PRESS  2004年)
『The Theatre of Suzuki Tadashi』 Ian Carruthers、Takahashi Yasunari(CAMBRIDGE UNIVERSITY PRESS 2004年)

メイエルホリド、ブレヒト、ストレーラー、ピーター・ブルック、ハロルド・プリンス、ムヌーシュキン、ロバート・ウィルソンなど、20世紀を主導した21人の演出家・劇作家をとりあげて論じたケンブリッジ大学出版のシリーズ「Directors in Perspective」の一冊。
『THE THEATRE PRACTICE OF TADASHI SUZUKI』 PAUL ALLAIN(Methuen 2009年))
『THE THEATRE PRACTICE OF TADASHI SUZUKI』 PAUL ALLAIN(Methuen 2009年)

鈴木忠志のトレーニングメソッドを学んだ著者が、そこから鈴木忠志の演劇人としての活動の軌跡と舞台の特質を論じている。2002年に出版された『THE ART OF STILLNESS THE THEATRE PRACTICE OF TADASHI SUZUKI』の改訂版。

ページトップへ