Program
次世代の舞台芸術家が
利賀で世界と出会う

『熊野』
演出:中島諒人 作:三島由紀夫
出演・制作:鳥の劇場<鳥取>
今年、生誕百周年を迎える三島由紀夫。彼が謡曲8作を素材にして創作した『近代能楽集』は、代表作のひとつ。その中の『熊野』は、花見をめぐる老練な権力者と狡猾な若い愛人による駆け引きの喜劇。
鳥取県鹿野町の廃校となった小学校、幼稚園を舞台芸術の拠点に再生し、活動を続ける「鳥の劇場」、4回目の岩舞台公演。
会場
- 岩舞台
日程
- 8月22日(金)21:00開演
- 8月24日(日)19:30開演
『マレビトの歌』
演出振付:金森穣
出演・制作:Noism Company Niigata
<新潟>
他界からの来訪者=マレビトによって、集団の儀式の中に起こる波紋。集団はいかなる変容を遂げ、人々はどこへ向かうのか――個と集団、彼岸と此岸というテーマがマレビトの存在を介し、異端を巡る儀式として展開する舞踊作品。
Noismは、りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館を拠点に活動する日本で唯一の公共劇場専属舞踊団。
会場
- 新利賀山房
日程
- 8月29日(金)16:00開演
- 8月30日(土)16:00開演
- 8月31日(日)16:00開演
『火の鳥 異形編』
演出・台本:瀬戸山美咲
原作:手塚治虫
制作:SCOT<富山>
戦国時代、残忍な領主である父によって男として育てられた左近介。彼女は父を恨み、父の不治の病を治そうとする八百比丘尼を殺すが、それは自分自身の未来の姿だと知る。人を殺した罪を背負い、戦で傷ついた民や妖怪をも治癒する左近介―手塚治虫のライフワーク『火の鳥』の「異形編」を利賀山房の闇に棲みついた異形の者の語りとして描く。
会場
- 利賀山房
日程
- 9月5日(金)21:00開演
- 9月6日(土)14:00開演
- 9月7日(日)16:00開演
『やまとなでしこ
―番外編』
作・演出:木内里美
制作:The ちゃぶ台<熊本>
不意の事故で不運にも死んでしまった夕子、40歳。恋も知らず、仕事が生きがいだった彼女が幽霊になって出会ったのは、エネルギー全開の煙草屋のばぁちゃんトメ、84歳。「幽霊になっても、もう一度人生がやり直せるなら…」と夕子は想い、歩き始める。
利賀村の初期に女優として活躍し、その後熊本を拠点に活動を続ける木内里美が創作した代表作。
会場
- 利賀山房
日程
- 9月12日(金)21:00開演
- 9月13日(土)14:00開演